葬儀社によってご遺体の搬送サービスは様々です。
葬儀社にご遺体の搬送をお願いすることにより、自然とその葬儀社にそのまま葬儀をお願いすることになります。
葬儀社を具体的に紹介しながら、失敗しない搬送サービスの選び方をお教えします。
身内が亡くなった場所から葬儀は始まります!
身内が亡くなる場所は様々です。一番多いのは病院です。闘病中亡くなる場合、急病で運ばれてきて亡くなる場合、事故で運ばれてきて亡くなる場合と色々ですが、病院で亡くなる場合が多いのが実態です。病院で亡くなって、ご遺体の搬送依頼先の葬儀社が決まっていない場合、病院から紹介される場合があります。病院から進められる葬儀社ではなく、時間があるときに事前に葬儀社を決めておくのがいいでしょう。その理由を例をあげながら説明していきます。
葬儀社の事例をあげて、搬送サービスを紹介
仙台市で一番の知名度「清月記」とJA葬祭グループ(農業協同組合)の葬儀社を紹介しながら比較します。比較することでメリット、デメリットが見えてきます。搬送サービスや葬儀社選びに失敗しない為、そして、故人や身内にあった葬儀社選びの参考にしてください。
清月記
仙台市で一番の知名度を誇る葬儀社です。多くの葬祭会館を持ち、遺族控室はホテル並の豪華さを感じます。緊張感が絶えないご遺族がくつろげる空間を演出しています。社員教育も徹底されていて、ご遺族、参列者へ接客はホテル並の対応を行っています。すべてにおいて安心してお任せできる葬儀社です。私自身も何回も知人の葬儀などで参列したことがあります。葬祭会館はすべてにおいて清潔です。祭壇、葬儀演出、職員の対応も気配りがすばらしく、待ち時間の時はコーヒーのサービス、参列中に喉が乾燥して咳き込んだ時はお水を持ってきてくれました。本当に社員教育の素晴らしさが伺えますね。
参照URL:https://www.seigetsuki.co.jp/
搬送サービス
24時間体制で受付を行っています。搬送車は独自で保有しており、清月記でご遺体のお迎え、搬送、ご自宅へのご遺体安置、枕飾りまで安心してお任せできます。搬送サービスのみお願いすることもできますが、葬儀を行う場合は、そのまま葬儀も申し受けとなり打ち合わせとなります。葬儀のプランにもよりますが、料金は比較的高めといった印象です。親戚が亡くなった時の搬送に立ち会った時は、スペシャリストの職員の方が対応してくれたのですべてにおいて安心でした。
JA葬祭グループ(農業協同組合)
各県にある各JAが運営する葬儀社です。葬祭会館は各JAが持っています。JAといっても会館は良い作りの会館も多くあります。会館がないJAはその地域の葬儀社と提携し。会館葬を行っています。JA組合員が主な葬家ですので、地域密着型の葬儀社といった印象です。葬儀プランにもよりますが、料金は比較的低めといった印象です。料金の低さ、地域密着型の温かさからか、近年は一般の葬家も増えてきています。知人の葬儀の時の対応を拝見しましたが、清月記と比べると会館の作り、清潔さ、職員の対応においては見劣りするといった印象でした。しかし、職員の方の温かさは確かに感じ取れる印象でした。JAにはJAならではの温かさがあると感じました。
参考URL:http://www.jasendai.or.jp/service/05.html
搬送サービス
JAごとに搬送車を保有しています。基本的には独自で搬送を行いますが、場合によっては、外注業者に依頼する場合もあります。外注業者の場合はJA職員が一緒に行く場合と、行かない場合があるので注意が必要です。外注業者場合だけの時は、不慣れな職員がくることもあるので、さらに注意が必要です。葬儀料金は決めかたにもよりますが、清月記に比べると低めの料金設定といった印象です。知人の搬送に立ち会ったことがありますが、外注業者がきて、大丈夫かな?といった不安がありましたが、慣れているのでしょうか、難なく搬送してくれました。大丈夫かな?といった不安は与えないほうがよかったですね。身内が亡くなった当初から、葬家に不安を与えるのは良い印象ではありませんね。
葬儀を任せても大丈夫か?と不安になってしまいます。
メリット、デメリットで比較してみよう!
清月記のメリット
独自の搬送車、職員なので安心して搬送をお願いできます。職員も
スペシャリストなのですべてを安心してお任せできます。実体験で経験済みです。すべてのサービスの安心感に対するメリットです。
清月記のデメリット
搬送だけの依頼も可能ですが、そのまま葬儀までの依頼となると
料金が高めになります。料金に関わるデメリットです。
JAのメリット
搬送だけの依頼も可能ですが、そのまま葬儀受付も可能です。葬儀料金はやや低めといった印象です。
地域密着なので温かい対応が売りです。実体験済みです。
職員の温かさ、料金の低さに関するメリットです。
JAのデメリット
独自の搬送車は保有しているものの、場合によっては外注業者に搬送を依頼する場合があります。
その場合、職員が一緒に行かない場合もあります。職員が一緒に来ない場合は若干の不安感があります。
搬送時の不安感は、葬儀までお願いする場合の不安感に繋がります。この部分はやはりデメリットになります。
搬送依頼時のアドバイスは?事前準備は重要です!
メリット、デメリットで比較してみると、こちらの葬儀社が良い、こちらの葬儀社が悪いとは一概には言えません。
どこの葬儀社にもメリット、デメリットはあるものです。大切なのは事前に各葬儀社を訪れ、葬祭会館の見学、葬儀の流れの説明、葬儀のプランの説明、簡単な見積りを受けることです。事前に葬儀社を見学し、選んでおくことによって、万が一の時にも慌てることなく搬送依頼ができます。そして、故人、身内にとってトータル的に一番合っている葬儀社を決めておくことは重要です。葬儀社を決めた場合は、その葬儀社の会員になっておくといいでしょう。葬儀依頼時には割引などのサービスを受けることができます。知人の葬儀へ生花等を送る場合なども割引ができる場合がありますのでさらにお得です。私もすでに葬儀社の会員になっています。