小学生の国語の成績は、周りの人の話し言葉も影響ある?語彙力は超重要です。

主要科目の中でも、

最も成績が上がりにくい科目は国語ではないでしょうか。

 

なぜなら、どのように勉強すれば良いのか

明確な答えが無い科目だからです。

 

多くの人は、とりあえず文章を読み、

問題を解き、丸つけをしていくと考えているのではないでしょうか。

 

しかし、それで良いのでしょうか。

 

国語力は、他の科目の土台にあると言っても過言ではないのです。

 

なぜなら、どの科目を学ぶにしても、

教科書は日本語で書いてあります。

 

問題について思考する時も日本語で考えます。

 

算数や数学だって文章問題があります。

 

計算はできても聞かれていることがわからなければ

問題を解くことはできません。

 

したがって、国語は他の科目の土台と言えるのです。

 

ではこれほど大切な国語を、

どのように学べば良いのか

解説していきます。

 

語彙力をつける(ここが厳しいと、厳しいです)

国語の勉強

まず、国語で大切なことは、語彙力。

 

よく、読書量が多い子供は国語力があると言われています。

 

これは、読書を通して活字に慣れていることに加えて、

出てくる言葉の意味を知るようになるからです。

 

仮に知らない言葉があっても、

すぐに聞くか辞書で調べることを通して

自分の使うことのできる言葉の数を増やしているのです。

 

使える言葉が多いことを語彙力があると言いますが

語彙力は読書に時間をかけなくても身につけることができます。

 

例えば、漢字練習。

 

漢字の学習の中ででてきた難しい言葉を辞書で調べる、

あるいは意味を確認することで語彙力は鍛えられます。

 

あるいは、語彙を増やすための参考書を活用して

英単語を覚える要領で語彙を増やしていくのです。

 

大切なのは、周りの人が使う言葉に注意すること

 

基本的に子供は親の使う言葉を真似します。

無意識に親に近づいてしまうのです。

 

上司が口癖のように使う言葉を

自分も気がつくと使っていたという経験や

身近な人の使う言葉を

自分も使っていたという経験は

みなさんお持ちではないでしょうか。

 

同じように子供たちも

自分の身近な人の使う言葉を真似ていくので

大人が使う言葉にあえて

難しい言葉をいれてあげることも1つの手です。

 

会話の中で語彙力を高めていくのです。

 

読解力を身につける

読解力を身につける方法は

学校で中々指導されない部分です。

 

学校の教師や専門家も、

読解力をつける方法が明確ではないのです。

 

そうした中で、

読解力を高めるために、

成功する可能性の高い方法をお伝えします。

 

要約すること

まずは、

正確に文章内容を読み解く力をつけるために、

要約をすることです。

 

要約とは、

書かれている文章を、

自分の言葉に直してまとめ直すことです。

 

学校の教科書の文章や、

市販の問題集の文章、

新聞などを要約することです。

 

ここで大切なことは、

1人での学習では要約は

意味をなさないということです。

 

自分ではこういう内容だと思って要約をしていても、

大切なポイントがズレているために

読解力が無いので、

読解力のある人間が中身を確認する必要があります。

 

親御さんや学校の先生、

学習塾や家庭教師の先生にお願いする必要があります。

 

まとめる時のポイントは、

小説や物語文であれば、

誰が何をきっかけに

どう変化したのかを中心にまとめます。

 

小論文や論説文をまとめよう

小説文で何も起こらないということはあり得ません。

 

平凡な日々の描写の小説が

評価を受けるはずがないからです。

 

そのため必ず、

事件や特徴的な出来事を通して

気持ちや人間関係が変化します。

 

そこをまとめるのです。

 

説明文や論説文であれば、

筆者の主張を因果関係を中心にまとめることです。

 

筆者は人に伝えたいことがあって雑筆しているので、

何かしらの主張を持っています。

 

その主張を捉え、

なぜそう思っているのかをまとめるのです。

 

こうした作業をおこなうことで、

読解力は向上していきます。

 

 

読解の正答率を上げる

読解力があるだけでは国語の点数は上がりません。

 

次におこなうことは、問題演習ですが、

国語はただ量を多くこなせば

成績が上がるという教科ではありません。

 

同じ文章からの出題が無いことの方が多いからです。

 

では、どのように学習すれば良いのでしょうか。

解いた問題の「解き直し」が重要

それは、1度解いた問題で

間違えてしまった問題の解説を書くことです。

 

要は、何を聞かれている問題で、

本文のどこに根拠があり、

どのように考えると正解になるのか、

思考のプロセスをまとめるのです。

 

作業結果で得られること

この作業を通して、思考力が身につき、

初めて見る文章であっても。

似た思考のプロセスをたどることで

正解することができるようになります。

 

 

時間内に読む力を身につける

問題の解説を書く作業は、

精読と言われる作業です。

 

じっくりと時間をかけて、

自分の思考をまとめるのです。

 

しかし、ゆっくり時間をかければ答えがわかっても

実際の試験では制限時間が設けられています。

 

そのため、時間内に精読ができる力を身につける必要があります。

 

これは、時間を測って何度も

初見の問題に挑戦することで身につく能力です。

 

国語の成績をアップさせるには?

国語

それでは、まとめますと、

国語の学力を上げるための方法は、

語彙力を参考書などを使用して身につけ、

要約と問題の解説書きをすることで

身につけることができます。

 

という事になります。

意識して教育に取り組むと、

ちょっとした子供の変化が、出てくると思いますよ。

ぜひ試してみてください。