昔から通信教材の定番として有名な「進研ゼミ」。
自分自身が子供の頃に挫折した経験があるので、「2度と使うまい!」と思っていました。
ところが最近になって、学校の授業についていけない子供のテスト対策として、30年ぶりに利用してみることに!
今回は、久々に使用してみた進研ゼミの感想や、メリット&デメリットについてご紹介したいと思います。
■進研ゼミの特徴は?
進研ゼミは、ベネッセコーポレーションが刊行している大手の通信教材です。
タブレットを使った「デジタル学習」と「ペーパー学習」の2種類から選択できます。
「赤ペン先生」による課題テスト添削が好評で、学校の教科書の内容に沿った内容をメインで学習できるのが特徴。
「学校の授業についていけない」「学校のカラーテストがいつも80点以下」という子の基礎固めにピッタリです。
国算理社の基本4教科に加え、新学習指導要領で導入される「英語」「プログラミング」にも対応しています!
中学受験を希望している人には、入試で役立つ「作文・表現力講座」や「公立中高一貫校受験講座」などオプションを追加することも可能。
■進研ゼミを使ってみた感想
久しぶりの進研ゼミは、タブレットのデジタル学習を選択した為、ゲーム感覚で取り組めると子供がすごく食いつきました。
市販の教材に比べて絵も多いので、勉強が嫌いな子でも、抵抗なく挑戦しやすいのが良い所だと思います。
でも、これは最初だけ。
時間が経ってデジタル学習に慣れてしまうと、次第に子供の興味が薄れてきてしまい…。
親から声をかけないと、自分からはやらなくなってしまう事が多くなりました。
今回の進研ゼミの利用で、中学受験は「親の力が9割」と言われている理由がよくわかったような気がします。
小学生の子供の勉強は、いかに「親の協力」が重要なのか痛感しました
「教材を与えただけでは、子供は一人で勝手に勉強し続けてくれない。」
そんな厳しい現実を突きつけられたような気がします。
やはり小学生のうちは、親の手助け必要。
進研ゼミで途中挫折を避けるためには、「子供に任せ過ぎない」のがポイントだと思いました。
子供だけに任せておくと、「わからない問題」→「集中力がなくなる」→「やる気を失う」の無限ループにつながります。
子供がやる気を失う前に、親がしっかり子供をフォローしてあげないと、子供一人では途中挫折しやすくなってしまいます。
進研ゼミを選ぶのであれば、親が子供の勉強の手助けをしてあげられるのか、よく考える必要があります。
それが出来ないのであれば、親の代わりに勉強の手助けをしてくれる「塾」にお願いをしたほうが効率的だと思いました。
■進研ゼミのメリット
私が感じた進研ゼミのメリットは、以下の2つです。
・学校の授業に沿った内容で基礎が学べる
進研ゼミの教材は、学校の授業に沿った内容なので、基礎力を固めるのにピッタリ。
通信教材の中で比較的難易度が低く、勉強が苦手な子にも取り組みやすいレベルです。
更にハイレベルを目指したい子には、「考える力・プラス講座」もあるので、自分のレベルに合わせて勉強量を調整するが出来るのも良い点です。
・公立の中学受験対策におすすめ
進研ゼミには、公立の中高一貫校を対象にした「中学受験の専門講座」があるので、塾に行かずに通信教材で中学受験対策をすることが出来ます!
Z会も中学受験講座があることで有名ですが、主に私立の難関中学受験を得意としています。
教科書の範囲を超えた勉強が必要となる私立の受験とは違い、公立の中学受験問題は「教科書の範囲」からしか出題されません。
そのため、公立を目指している人には、教科書の内容に沿った教材で長年実績のある進研ゼミの方がおすすめです。
■進研ゼミのデメリット
私が感じた進研ゼミのデメリットは、以下の2つです。
・ハイレベルを目指している人には向いていない
既に学校の授業が簡単に感じている子には、進研ゼミの問題は簡単過ぎて物足りなく感じてしまう可能性があります。
だからと言って、ハイレベルな「考える・プラス講座」のオプションを選択すると、基本料金に3千円~4千円程度の追加料金がかかってしまうのもネックです。
難易度が高い問題を重視する人には、Z会やドラゼミなどの方が合うかもしれません。
・途中で挫折してしまう
感想でも述べた通り、進研ゼミは「自主学習」になるため、途中で挫折してしまうケースがよくあります。
途中挫折をしないようにするのが、一番の悩み所だと思います。
■まとめ
親が子供の勉強を見てあげられる環境ならば、進研ゼミは基礎から公立中学の受験対策まで対応できるのでおすすめ!
習い事をいくつもしていて、これ以上習い事を増やしたくないという場合も、進研ゼミなら自宅でマイペースに勉強できるので使い勝手の良さが魅力です。
基礎の理解は、これから迎える中学・高校・大学受験を受ける上で、非常に重要なポイントになります。
つまずきが少ない小学生の内に、自分に合った学習法を見つけて、家庭学習でしっかりカバーしましょう。